介護士のための排泄ケア

介護現場で役に立つ排泄ケアについて基礎から紹介していきます。

ブログ開設して約一ヶ月経ちました。

 

ちくわです。

 

いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます!

このブログを解説してそろそろ一ヶ月が経つ頃です!

 

 

自分の知識向上のために始めたブログですが、

約一ヶ月ブログを書いてみて、ほんとによかったなと思います。

 

まだまだ勉強不足ですし、ここの書いてあることが

本当に正しいことなのかわかりませんが、

普段なんとなく仕事でやっていることを

少し違った角度で見ることが出来るようになりました。

 

なんでこの製品を使うのか、

この製品の特徴はなんなのか、

排泄ケアについてどんな考え方があるのか、

等、いろいろな方と話し合うキッカケにもなりました。

 

 

これからも僕がおかしな記事をあげていたら指摘お願いします。

そして、普段の仕事の中で疑問に思ったことや感じたことがあれば

質問していただければ、わかる範囲で丁寧に答えていきたいと思うので

よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

5分でわかる!溢流性尿失禁の正しいケア。

 

ちくわです。

 

 

施設にはいろいろな障害を持った方がいらっしゃると思います。

 

以前紹介しましたが、排泄機能にもいろいろな障害があります。

 

kojinghahisetu.hatenablog.com

 

 

今日はその中で溢流性尿失禁について掘り下げて考えてみたいと思います。

 

 

 

1.溢流性尿失禁とは。

カンタンにいうと、自力でおしっこを出すことが出来ず、

膀胱がいっぱいになる障害です。

 

膀胱がいっぱいになったときに新しいおしっこが作られると、

溢れ出るように古いおしっこが出てきます。

 

長時間膀胱におしっこが溜められるため、

膀胱内で禁が繁殖されます。

 

 

2.パッドに尿が出ない=尿量が少ないは勘違い。

 

施設などで排尿障害についてあまり詳しくない方は

パッドにおしっこが出てないから尿量が少ないんだ!

と勘違いされるケースが多いです。

 

そのため、パッドの大きさを小さくしたり、

トイレ誘導の回数を減らしたり

と間違ったケアに繋がります。

 

溢流性尿失禁で必要なケアは

腹圧をかけ、膀胱に溜まったおしっこをしっかり外に出してあげることです!

 

 

3.さいごに

 

正しい知識を持って、間違ったケアをしないように気をつけたいですね!

 

 

 

 

当たり前ではない!上手なオムツの使い方で心のケア。

 

ちくわです。

 

 

介護に携わっていると、だんだんオムツをしていることが当たり前に思えてきますよね!

 

おしっこが間に合わなかった。

トイレの訴えがなくなった。

などいろんな理由でオムツを使うようになっていくと思います。

 

しかし、普通の生活の中でオムツを使うことはないです。

もちろんお年寄りも今までの生活の中で使ってこなかったものです。

 

今日はオムツそのものの使い方について考えてみたいと思います。

 

1.やっぱりオムツに抵抗はある

あなたは今日からオムツつけなさい!

と言われたらやっぱり抵抗がありますよね。

 

トイレにもまともにいけなくなってしまったのか。

ととてもショックを受けることだと思います。

 

オムツに移行する時は慎重にするべきだと思います。

 

 

2.周りにバレたくない?

 

オムツをつけることを受け入れてもらえたとしても、

やっぱり周りにはバレたくないと思います。

 

オムツを何重にも重ねるとお尻が不自然に大きくなりますし、

周りからオムツをつけていることがもろバレです!

 

ただただ尿漏れのみを気にするのでなく、

そういったところにも気を配りたいですね!

 

 

3.オムツを使い始めたら最後?

オムツを使い始めたからといってトイレにいけなくなったわけではないですよね?

 

失禁が増えたとしても、トイレでの排泄は継続して行なうべきです。

トイレでの排泄を上手く出来ることで

本人の自信にも繋がっていくと思います。

 

 

4.さいごに

 

上手にオムツを使うことで、

お年寄りの尊厳を守ることが出来ます。

尿失禁にばかり目を向けるのではなく、

生活全体を考えてケアを行なっていきたいですね。

 

 

 

読むだけで上達!パッド交換の極意!

 

ちくわです。

 

施設なんかではベット上でのパッド交換をする機会が多いと思います。

 

 

誰よりも熱意を持ってパッド交換をし、

こだわりを持ったこの僕がパッド交換とはなんぞや!

ということを今日は伝えたいと思います。笑

 

 

1.スピード命!

なによりも大切にしているのはスピードです!

 

部屋に入ってから出るまでを大体2~3分

お年寄りの陰部をさらけ出している時間を10~20秒程度にしたいと思っています。

 

なぜなら、人に陰部って見られたくないですよね?

 

なによりも、それが一番の理由です。

出来る限り少ない時間で交換は終らせたい。

 

 

2.正確にかつ丁寧に!

早けりゃいいってもんじゃない!!

 

パッドは正確にキレイにあて、

便や尿はしっかりふき取る!

 

パッドは挟めばオッケーって思ってる人多くないですか?笑

 

 

3.忘れがち!シャツはズボンに入れて!

パッド交換後、背中が丸出しになっていることがよくみられます。

 

シャツは必ずズボンに入れる!!

 

シャツしわ等が褥創の原因になりますし、

背中が出ていると寒いですよね!

 

 

4.さいごに

自己満かもしれませんが、

何も考えずにパッド交換をするよりも、しっかり目標を持って交換した方が上達も早いと思います!

 

 

 

 

 

5分でわかる!布パンツとリハパンの使い方!

 

ちくわです。

 

 

オムツ用品の種類ってたくさんあって、

どれをどのように使えばベストなのか難しいですよね。

 

今日はリハビリパンツ(以下リハパン)と布パンツの違いについて

僕の知る範囲で紹介したいと思います。

 

 

1.リハパンの使い方

ここで言っておきたいことは、

リパハンはパッドであるということです。

 

パンツタイプになっているため、パッドと併用していることをよく見かけますが、

基本的にリハパンはそれ1枚で使うものです。

 

自立度の高い方など、自分でズボンの上げ下げが出来る方で、

若干尿失禁がみられる方などによく使います。

 

 

2.布パンツの使い方

いろいろな会社からたくさんの種類のものが出ていると思いますが、

どれもパッドと併用して使うものです。

 

 

3.リハパンのメリット・デメリット

メリット

・パンツのような感覚で穿ける。

・難しい使い方などはないため、お年寄りが自身で脱ぎ着が出来る。

・汚れたら捨てるため、洗濯などの手間が省ける。etc

 

デメリット

・吸収面がついているため、水分が外に逃げにくく蒸れやすい。

・パッドと併用すると余計蒸れが強くなる。etc

 

 

4.布パンツのメリット・デメリット

メリット

・パッドを押さえる作りになっているため、

パッドを最大限に活かせる。

・布製であるため、着心地が良い。

・通気性が良い。etc

 

デメリット

・使い捨てではないため、汚れたら洗濯をする。

・製品によってはコストが高い。

・パッドと併用であるため、お年寄りが自身で脱ぎ着するには、

少し難しい。etc

 

 

5.さいごに

製品の特徴を理解して正しく使いましょう!

 

  

 

 

気になる!たまにしか漏れない方の対応方法。

 

ちくわです。

 

今日も質問に答えたいと思います。

 

普段は漏れないのに

1週間に一度くらいオーバー漏れする人がいます。

漏れるときに合わせてパッドのランクを上げるか、

運が悪いと思い、そのまま何も変えないかどうすればいいですか?

 

 

1.原因を探る!

何事も問題が起きたら情報収集です!!

 

なぜ漏れているのかを知ることがとても重要です。

 

 

2.情報をもとに対策!

 

交換時間を変える。

パットのランクを上げる。

時間もパットのランクもそのままで、

交換の1,2時間前に確認の時間を設ける。

 

いろいろな方法があります。

 

 

3.悪いイメージは残りやすい

この時間に漏れていた!

というしんどかったイメージって頭にすごく残りますよね。

 

もうしんどい思いはしたくない。

だから大きいパッド当てとけ!

 

確かにそれ漏れはなくなるかもしれません。

 

しかし、それが質の高いケアかどうかと聞かれると

高いとは言えませんよね。

 

イメージ専攻のケアではなく、

しっかり根拠をもったケアを目指してほしいです!

 

 

4.さいごに

排泄ケアは即時の対応が求められるので、

とりあえず漏れなければ良い

といったケアが多いです。

 

一時的な対応であれば、まだ良いかもしれませんが、

最終的にはきちんと根拠を持ったケアをしたいです。

 

  

 

質問!尿意や皮膚感覚を取り戻すには?

 

ちくわです。

 

今日は質問に答えたいなと思います。

 

尿意やオムツが濡れてると感じたりする皮膚感覚が鈍麻になってる場合回復させることはできるのでしょうか?

 

僕のわかる範囲でですが解説していきます。

 

 

1.皮膚の感覚を取り戻すのは難しい

脳やなんらかの障害で麻痺がある方など、

皮膚の感覚がほとんどない方っていますよね?

 

そういった方の皮膚感覚を取り戻すことは

調べた結果、難しいと出てきました。

 

なにかしら刺激を与え続けていれば

感覚が戻ってくる方もいらっしゃるようですが

個人差がかなり大きいそうです。

 

 

2.濡れていることに慣れている?

障害などで感覚がないわけではなく、

そもそもパッドが濡れていることに慣れてしまっている可能性はないですか?

 

パッドが濡れていることが当たり前で気持ち悪いと感じなくなっている場合は

パッド交換を見直してみてはどうでしょうか。

 

 

3.尿意を取り戻した事例はある

尿失禁のタイプにもよりますが、

普段パッド内に排泄をしていた方が、

なにかの拍子にトイレでの排泄を成功させたとき、

一気に感覚が戻ってきて、尿意などが戻った事例があります。

 

トイレに座れない方だ、とあきらめてしまうと

それまでですが、

少し頑張ってトイレに座ることでADLが上がる可能性はあります。

 

しかし、一番重要なことは本人の意志であり、

職員だけが頑張っても成果は上がらないということです。

 

本人がトイレに座ることを苦痛と感じてしまうと、

機能向上は一気に難しくなります。

 

4.さいごに

専門家が見たら何行ってんだ?

といわれるような内容かもしれませんが、

自分の知る範囲で質問に答えてみました。

 

質問してくださった方ありがとうございます。

 

他にも何かわからないこと、

疑問に思ったことがあればよろしくお願いします。