介護士のための排泄ケア

介護現場で役に立つ排泄ケアについて基礎から紹介していきます。

良いケアも押し付けると悪いケア!

 

ちくわです。

 

いろいろな排泄ケアのセミナーなどを受講していると

いつも思うことがあります。

 

 

どの講師の方も一本軸の通った考え方を持っているなぁ。

 

 

そんなしっかり軸を持っている方がかっこいいなぁ

と、いつも思っています。

 

そこで今日は今の僕の考え方を綴っていきたいなと思います。

どこかで聞いたことのあるような月並みな事しか考えられませんが

ご了承ください。笑

 

 

 

1.排泄ケアの主役はケアを受ける側である。

・トイレに座ることはいいことだよ!

・水分をしっかり摂ると便が出るよ!

・オムツをはずすためにはこうしよう!

 

など、とても勉強になる講義ってありますよね。

 

 

どの考え方や知識も素晴らしいもので、しっかり理解しておきたいことなのですが、

このケアは良いことなんだ!

と望みもしないことを押し付けられたときの気持ちってどんな気持ちでしょうか。

 

 ケアを受ける方が何に困っていてどうしたいのか

ということが一番重要だと思っています。

 

 

2.無理な介助は職員の体を壊す。

トイレに座ることは重要なんだ!

と、しっかりと立位を保てない方を無理に立たせ、トイレに座らせる。

 

どうしても座りたいんだ!

という思いをもっている方であればアリかもしてません。

 

しかし介助者側の思いのみで行なっている場合は

ケアをする側も受ける側も良い状態とはいえないと思います。

 

ベット上で交換することは

楽をしているわけでも、手を抜いているわけでもありません。

 

一つの重要な手段だと思っています。

 

 

3さいごに

”無理なく快適なケア”が僕の考えるケアです。

トイレが全てではなく、

その人に合った、方法が必ずあると思います。

 

良いケアを押し付けるのではなく、

いろんな選択肢を提示してあげられるようになりたいです。