意外と多い!排泄ケア中の骨折事故!
ちくわです。
介護事故の結果として一番多いのが”骨折”です。
転倒や転落などで骨折してしまうことがほとんどですが、
意外と介助ミスでの骨折も少なくありません。
そこで、今日は排泄ケア中に多い骨折の原因を紹介したいと思います。
1.膝を持って広げない!
拘縮や緊張などで膝を硬く閉めてしまっている方って多いですよね。
パッドを当てるときになかなか足の間を通すことが出来なくて
苦労されている方も多いのではないでしょうか。
そんなときに両膝を持って無理にこじ開けてしまっていませんか?
膝を持ってこじ開けてしまうと足の付け根辺りを
骨折させてしまうため注意してください!
2.脇を横に広げない!
一人が抱えて、もう一人がズボンの上げ下げを行なうような
二人対応でトイレ誘導されている方がいるとします。
ついつい抱えるときに脇を持ってしまいませんか?
お年寄りは関節の稼動域が狭くなってしまうことは
ご存知の通りだと思います。
肩は前後には動きやすいのですが、
横に広げるような動きには弱いです。
無理に横に広げてしまうと肩付近を骨折させてしまいます。
抱えるときには注意しましょう。
3.さいごに
今回紹介した事例は、実際に現場で何度も見たことがあります。
介護のプロとして、介助ミスで怪我をさせてしまうことは
ないようにしたいですね。