介護士のための排泄ケア

介護現場で役に立つ排泄ケアについて基礎から紹介していきます。

ていねいは間違い?夜中の排泄ケア!

 

ちくわです。

 

 

施設で働いている方であれば、どの勤務でも

ベッド上でのパッド交換をすることが多いのではないでしょうか?

 

たまに新人さんと夜勤をしていると、

寝ているお年寄りの耳元で

「おむつ替えますね!」と大きな声で声かけをしているのを見かけます。

 

確かに丁寧な対応だと思います。

しかし、時間と状況を考えると適切な対応なのか?と考えてしまいます。

 

そこで今日は、夜中のパッド交換について考えてみたいと思います。

 

 

1.就寝中におしっこは作られない!

健康な方であれば、夜寝ている間におしっこはあまり作られません。

だから、膀胱がいっぱいになることがないので尿意を感じて起きることが少ないです。

そして、朝起きたときに一番にトイレに行きますよね!

 

ですが、お年寄りや、排泄機能に障害をもたれている方は

膀胱におしっこを溜められなかったり、

おしっこをたくさん作りすぎたりと夜、トイレに起きてこられることも多いです。

 

お漏らしをしたくない!と思うと、夜深く眠れなくなったり、

問題が生じてきます。

 

 

2.夜は睡眠第一!

睡眠時間を減らしてでも、何度もトイレに連れて行ったり、

何度もベッド上で交換するよりも、

どうすれば夜中安心して眠れるかと

不安を解消することが重要です。

 

 

 

3.さいごに

夜中に排泄ケアを行ってはいけないという話ではありませんが、

当たり前のように部屋の電気を付けて

お年寄りを起こしてしまうような声かけなどは控えた方が良いかもしれませんね。