介護士のための排泄ケア

介護現場で役に立つ排泄ケアについて基礎から紹介していきます。

質問!尿意や皮膚感覚を取り戻すには?

 

ちくわです。

 

今日は質問に答えたいなと思います。

 

尿意やオムツが濡れてると感じたりする皮膚感覚が鈍麻になってる場合回復させることはできるのでしょうか?

 

僕のわかる範囲でですが解説していきます。

 

 

1.皮膚の感覚を取り戻すのは難しい

脳やなんらかの障害で麻痺がある方など、

皮膚の感覚がほとんどない方っていますよね?

 

そういった方の皮膚感覚を取り戻すことは

調べた結果、難しいと出てきました。

 

なにかしら刺激を与え続けていれば

感覚が戻ってくる方もいらっしゃるようですが

個人差がかなり大きいそうです。

 

 

2.濡れていることに慣れている?

障害などで感覚がないわけではなく、

そもそもパッドが濡れていることに慣れてしまっている可能性はないですか?

 

パッドが濡れていることが当たり前で気持ち悪いと感じなくなっている場合は

パッド交換を見直してみてはどうでしょうか。

 

 

3.尿意を取り戻した事例はある

尿失禁のタイプにもよりますが、

普段パッド内に排泄をしていた方が、

なにかの拍子にトイレでの排泄を成功させたとき、

一気に感覚が戻ってきて、尿意などが戻った事例があります。

 

トイレに座れない方だ、とあきらめてしまうと

それまでですが、

少し頑張ってトイレに座ることでADLが上がる可能性はあります。

 

しかし、一番重要なことは本人の意志であり、

職員だけが頑張っても成果は上がらないということです。

 

本人がトイレに座ることを苦痛と感じてしまうと、

機能向上は一気に難しくなります。

 

4.さいごに

専門家が見たら何行ってんだ?

といわれるような内容かもしれませんが、

自分の知る範囲で質問に答えてみました。

 

質問してくださった方ありがとうございます。

 

他にも何かわからないこと、

疑問に思ったことがあればよろしくお願いします。