介護士のための排泄ケア

介護現場で役に立つ排泄ケアについて基礎から紹介していきます。

そもそも排泄について正しい考え方とは?

 

こんにちわ!

ちくわです。

 

 

今日は排泄についての考え方のお話はしたいと思います。

 

タイトルに”正しい”考え方とは?

と書いてますが、何が正しいのかは一概には言えないと思います。

(じゃあタイトル変えろよとは言わないで、、、笑)

 

排泄に関する研修などに参加してみると

ほんとにいろんな考え方があるんだなぁと実感します。

 

 

・排泄とはトイレでするものだ!!オムツをはずせ!!

高齢者にとってオムツとはトイレである。快適さを追求しよう!

・内服薬を減らせば介護度が下がり排泄も改善する!

などなど。

ほんとにいろんな考え方があります。

 

 

 

 

ちなみに僕の考え方は

「排泄にとらわれて一日を過ごしたくない!!」

です!笑

 

排泄ケアというのは介助者にとってかなり負担の大きいものです。

在宅介護であればなおさら大変だと思います。

 

ADLにもよりますが、高齢者にとってトイレに座ること自体負担であることもあります。

 

だから無理してトイレでの排泄を目指す必要はないんじゃない?

という考え方です。

 

えー!そんなのあり?

オムツで排泄してみろ!めっちゃ不快だ!!

と思う方もいらっしゃるかもしれません。

 

 

確かにごもっとも!

オムツでの排泄はとても不快なものです。

 

でも一度考えてみてほしいです。

トイレで排泄を成功させて喜んでいるのは誰なのか?

 

 

トイレでの排泄を強く希望している人に対して

オムツで排泄をしろとは言いません。

 

そういった訴えのない人やトイレに恐怖心・不安感を持った方に対して

無理にトイレをすすめるのはどうなのか?

ということが言いたいのです。

 

 

高齢者で多い人では一日に10回も20回もトイレに行く方もいらっしゃいます。

夜中にトイレが多い方であれば介護者が一睡も出来ないということがあります。

 

介護施設ならともかく、在宅でそんなケアが出来るのか?

僕は出来ないと思います。

 

 

ならば、オムツの中で快適に安心感を持って排泄が出来るようにケアをした方が

介をする側もされる側も負担なく過ごせるのではないでしょうか?