介護士のための排泄ケア

介護現場で役に立つ排泄ケアについて基礎から紹介していきます。

介護職の賃金を上げるためには?

 

こんにちわ!

ちくわです。

 

 

来年は介護保険の改定がありますね。

少し調べてみるとすでにいろいろと決まっていることもあるみたいです。

 

中でも介護職に大きく関わってくる内容といえば

介護報酬の引き下げだと思います。

 

事業所の収入がダウンすれば、

職員の給料もダウンしてしまうかもしれませんよね。

 

ただでさえ少ない給料なのに、まだ下げる気か!

なんて言いたくなりますが、

今日はどうすれば介護職の給料が上がるかなぁ?

と考えてみたいと思います。

 

 

 

 

単刀直入に言えば、今の状態では絶対に給料は上がんないでしょうね。

 

介護保険云々など、制度の難しい話は僕にはわかりませんが、

単純に介護職が専門職として認められていない。

というところが問題だと思います。

 

介護職の主な仕事として世間のイメージは

「食事・排泄・入浴」ですよね。

 

現場で働いている人は

「介護の仕事はそれだけじゃない!」

「人生の最期に寄り添うことが出来るすばらしい仕事だ!」

とよく言います。

 

確かにその人らしい最期を迎えるためのお手伝いが出来るすばらしい仕事だと思います。

でも、それは現場にいる人間にしかわからないことなんですよね。

 

 

いつも僕が考えていることは

世間のイメージである、「食事・排泄・入浴」

ちゃんと出来ているのかな?

 ということです。

 

 

その人にあった食事形態やその人の好み、食べたい時間帯、、、

完全に把握出来ている人は少ないんじゃないでしょうか。

 

 

食事のことは栄養士や歯科衛生士、STなどに任せたほうがいい。

そんな考えになっていること多くないですか?

 

 

排泄も、きちんとしたパッドの当て方をご存知ですか?

製品の正しい選び方、排尿障害の把握、アセスメントの方法、、、

 

入浴も、とにかく時間との戦い。

何人を何時間以内にいれなければいけない!

快適な入浴、羞恥心の配慮できていますか?

 

知っているようで知らない。

出来ているようで出来ていないことって多くないですか?

 

 

世間のイメージが

食事を食べさせるだけ。

オムツを替えるだけ。

風呂に入れるだけ。

誰にでも出来る仕事。

と思われているのであれば、こちら側がそれを受け入れ、

これだけ高度なことをやっているんだ!

というものを外に出していかなければイメージは変わらないのではないでしょうか。

 

 

世間のイメージが変わらなければ、介護職の給料アップも遠くなっていくと思います。

 

 

 

 

そもそも排泄について正しい考え方とは?

 

こんにちわ!

ちくわです。

 

 

今日は排泄についての考え方のお話はしたいと思います。

 

タイトルに”正しい”考え方とは?

と書いてますが、何が正しいのかは一概には言えないと思います。

(じゃあタイトル変えろよとは言わないで、、、笑)

 

排泄に関する研修などに参加してみると

ほんとにいろんな考え方があるんだなぁと実感します。

 

 

・排泄とはトイレでするものだ!!オムツをはずせ!!

高齢者にとってオムツとはトイレである。快適さを追求しよう!

・内服薬を減らせば介護度が下がり排泄も改善する!

などなど。

ほんとにいろんな考え方があります。

 

 

 

 

ちなみに僕の考え方は

「排泄にとらわれて一日を過ごしたくない!!」

です!笑

 

排泄ケアというのは介助者にとってかなり負担の大きいものです。

在宅介護であればなおさら大変だと思います。

 

ADLにもよりますが、高齢者にとってトイレに座ること自体負担であることもあります。

 

だから無理してトイレでの排泄を目指す必要はないんじゃない?

という考え方です。

 

えー!そんなのあり?

オムツで排泄してみろ!めっちゃ不快だ!!

と思う方もいらっしゃるかもしれません。

 

 

確かにごもっとも!

オムツでの排泄はとても不快なものです。

 

でも一度考えてみてほしいです。

トイレで排泄を成功させて喜んでいるのは誰なのか?

 

 

トイレでの排泄を強く希望している人に対して

オムツで排泄をしろとは言いません。

 

そういった訴えのない人やトイレに恐怖心・不安感を持った方に対して

無理にトイレをすすめるのはどうなのか?

ということが言いたいのです。

 

 

高齢者で多い人では一日に10回も20回もトイレに行く方もいらっしゃいます。

夜中にトイレが多い方であれば介護者が一睡も出来ないということがあります。

 

介護施設ならともかく、在宅でそんなケアが出来るのか?

僕は出来ないと思います。

 

 

ならば、オムツの中で快適に安心感を持って排泄が出来るようにケアをした方が

介をする側もされる側も負担なく過ごせるのではないでしょうか?

 

 

 

今の職場に満足していますか?

 

こんにちわ!

ちくわです!

 

 

介護の仕事ってどこも離職率が高いですよね!

 

辞めた人はその後どうするのか?

大体の人が介護からは離れず、別の施設で働いているというのが多いと思います。

 

僕もそのうちの一人です。

特養で3年ほど働いて、なんとなく介護から離れようかなぁ?と思い、

自動車整備士になりました。

資格も経験もない奴が上手くやっていけるわけもなく、2ヶ月で退社。

また介護の世界に戻ってきました。

 

 

実は今の職場で働いてまだ1年も経っていませんが、そろそろ辞めようかな

と思っています。

 

 

いろんな施設を見てきたわけではありませんが、

どこの施設も似たようなものなんですよね。

特に変わりはない。

なんの目的もなく働いていると、ただただしんどいだけ。

 

だから給料を求めたり、業務が楽なところを求めて

転職する人が多いのではないでしょうか。

 

 

介護の業界でどういう存在になっていきたいのか。

と目標を立てることで、今の職場にいることにメリットがあるのかないのか

考えることが出来ると思います。

 

 

 

ちなみに僕は独立がしたい!!訪問介護がやりたい!

という目標があります!

 

それならば、特養にいる必要なくね?

3年以働いたし介護技術も知識もそこそこな自信はあるぜ?

って感じです。笑

 

だから次は在宅系の事業所に転職して独立の修行をするつもりです。

 

 

 

転職を考えている方の参考になればと思います。

 

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疑問を持つことが大事!

 

こんにちわ!

ちくわです。

 

 

僕は常日頃から「疑問を持て!」とよく言います。

 

なぜこうなるのか?

なぜこっちの方がいいのか?

疑問を持って調べることで知識は増えるし、成長するはず!

 

逆を言えば、疑問も持たずにボーっと過ごしている人に

成長はないと思っています。

 

 

仕事でも

自分はきちんと出来ている!

と思っている人に限って対して何も出来ていないんですよね、、、

 

もっと上手くやるためにはどうしたらいいのか?

本当に自分は出来ているのか?

客観視して自分を見つめ直すことも大事だと思います。

 

 

勉強でも

わからないところを調べずにそのままほったらかしにすれば

いつまでもわからないままで成長しません。

 

わからない!なんで?

って思ったら即辞書を引く!

これは確実に癖つけておいた方がいいと思います。

 

 

 

業務改善!排泄会議を行なうメリット。

 

ちくわです。

 

 

あなたの施設では「排泄介助」をどのように決めてますか?

施設の決まった時間に当てはめてますか?

誰か担当者が個別に考えてますか?

 

いろいろな方法があると思います。

 

 

今日は現在私が働く施設で行なっている

施設全体で取り組む「排泄会議」について話してみようと思います。

 

 

1、排泄会議とは

 単純に言えば、排泄のことのみに焦点を置いた会議のことです。

 

何を話し合うのー?

と思われる方もいらっしゃるでしょう。

 

うちの施設ではメーカーのアドバイザーと私が軸になり、

職員へ排泄ケアの指導をしているような感じです。

 

実際にその施設の利用者を事例に、

どのようなケアが最適なのかを個別に考えていきます。

 

大体月1回のペースで行なっています。

 

 

2、アセスメント 

排泄会議では利用者のアセスメントも行います。

 

会議までに入居者の情報を集め、職員全体でケアを確定し、

モニタリングを行い、評価をする。

 

 

この流れで、入居者一人一人を丁寧にじっくりと アセスメントし、

最適なケアを探っていきます。

 

 

3、排泄ばかり考えても・・・

 

施設では日々、いろいろな業務に追われていると思います。

そんな中で排泄に特化して、会議まで行なう暇なんてないわ!

という声もちらほら聞こえてくるのも事実です。

 

僕の個人的な意見ではありますが、

「業務一つ一つは別の物ではなく、全て繋がっている」

と思います。

 

 

今まで一日8回トイレに座っていたけど

アセスメントの結果、一日5回になった!!

 

となると、トイレ誘導3回分の時間が余ったから

他のことが出来る!

 

こんな感じでいろいろな面で改善されていくと思います。

 

 

4、さいごに

 

すごく簡単な説明でしたが、排泄会議を行なうことで、

排泄ケアはもちろん、他の業務改善もすすんでいくのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

良いケアをすればコストは下がる!!!

 

ちくわです。

 

 

今日は僕が大事にしている考え方についてお話させていただきたいと思います。

 

 

介護には人の数だけ考え方があると思いますし、

正解というのはないと思っています。

 

参考までに聞き流してみてください。笑

 

 

 

「良いケアをするとコストが下がる。

悪いケアをするとコストが上がる。」

 

という考え方を僕は大切にしています。

 

 

具体的にどういうこと?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

 

 

コストというのは「金銭面」と「介護者の負担」と考えています。

 

金銭面はそのままの意味です。

良いケアをすれば、お金が節約できるし、

悪いケアをすれば逆にお金がかかりますよー!

ってことです。

 

 

介護者の負担とは、

目先のことばかりを気にして楽をしてしまうと

後からしんどくなるよってことです。

 

 

排泄を例にして説明します。

「男性でオムツ触りがあって尿漏れがひどい!

だからパッドを何枚も重ねてガチガチに固めてしまおう!」

 

あらためて例に挙げる最悪なケアだなぁ

と思いますが、こういったケアは意外と多々みられると思います。

 

このケアでは確かに尿漏れは防げるかもしれません。

 

でも、長い目でみればどうでしょうか。

 

パッドを何枚も重ねることでオムツ内が蒸れて皮膚トラブルにつながり、

痒みが増してオムツ触りが酷くなる。

そして褥創などが出来てパッド交換の度に薬を塗らなけれならない。

それでも褥創は治らなければ、パッド交換の回数を増やすしかない、、、

 

考えただけでも悲惨ですよね。

介護者の負担が増大します。

なにより一番つらいのはお年寄りだなぁとも思います。

 

 

 

「良いケア」と漠然としていますが、

正しい知識で横着せずにケアをしていれば、

お年寄りにとっても介護者にとっても良い方向に向かっていくと僕は信じています。

 

 

 

 

アセスメントのために!尿測のやり方!

 

ちくわです。

 

 

排泄ケアをすすめていく上で重要なのは

正しい情報収集です!

 

今日は情報収集の一つ、尿測について考えてみたいと思います。

 

 

1.尿測で読み取れる情報!

尿測をすることでわかる情報は単に一日の尿量だけではありません!

 

排尿のある時間帯、膀胱に尿を溜められているか、一回の排尿量はどれくらいか、などです!

 

何時にトイレ誘導をしたらいいのか、パッド交換をしたらいいのかがわかりますね。

 

 

2.最低でも3日間!

尿測を実施する期間ですが、最低でも3日間はしましょう!

出来れば1週間は望ましいです。

 

 

3.さいごに

 

尿測以外にも集めるべき情報はたくさんあります。

しっかり情報を集めておけば、アセスメントがしやすいです!