介護士のための排泄ケア

介護現場で役に立つ排泄ケアについて基礎から紹介していきます。

皮膚トラブル防止!快適な陰部洗浄のポイント。

 

ちくわです。

 

排泄ケアを行う上で陰部洗浄(以下陰洗)はとても重要です。

 

陰部の清潔を保たなければ、

尿路感染のリスクが高まります。

 

 

なにより、便やおしっこで汚れていると

気持ち悪いですよね!

 

今日は陰洗のポイントについて考えていきます。

 

 

1.便の中には菌がいっぱい!

排尿のみのときはお湯で流したり、

蒸しタオルで拭くだけで良いかもしれません。

 

しかし、排便は必ず石鹸で洗ってほしいです!!

 

なぜなら、便の中には細菌が多く、

尿路感染のリスクが高いからです!

 

便をふき取ったつもりでも、菌は多く残っています。

 

皮膚トラブルがある場合、悪化させる危険性もあるため注意しましょう。

 

 

2.洗いすぎもよくない!

排便のときは毎回してほしいですが、
石鹸しっかりキレイにしていれば、
基本的に一日一回程度でよいと思います。


なぜなら石鹸を使う場合、皮膚の油分を奪ってしまうため
皮膚がカサカサになり、皮膚トラブルの原因になります。


蒸しタオル等で拭く場合も同じで、
一日に何回も拭くことにより、発赤の原因となります。

あなたもお腹の調子が悪いときなど、何度もトイレに行き、
毎回お尻を拭いているとヒリヒリしてきますよね?

お年寄りはその何倍も皮膚が弱いため、拭きすぎに注意してください。

 

 

3.さいごに

お風呂に毎日入ることの出来ないお年寄りにとって
陰洗はとても重要です。
快適に過ごせるようしっかり清潔を保ちましょう!