介護士のための排泄ケア

介護現場で役に立つ排泄ケアについて基礎から紹介していきます。

カンタン!!身近なもので作れる陰洗ボトル!

 

ちくわです。

 

陰部洗浄に使うボトルって介護用品で買うと高いですよね;;

大体1000~1500円くらいします!

 

赤ちゃん用品でも同じくらいか、少し安くなる程度です。

 

 

今日は身近なもので陰洗ボトルを作る節約術を紹介したいと思います!

 

 

 洗剤のボトルは手間いらず!

 

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これが一番簡単ですね!

中身がなくなったら洗ってそのまま使えます!

 

 

穴を開けるだけ!

 

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これはよく使われていますよね!

 

ペットボトルの蓋に穴を開けるだけで使えます!

 

穴のあけ方次第で、水の出方を調節できます!

 

 

 

さいごに

節約できるところはしていきたいですよね!

 

 

 

水を飲むだけ!超カンタン便秘解消法!

 

ちくわです。

 

 

以前排便コントロールについて簡単に記事を書きました。

今日は排便と水分の関係性について紹介したいと思います。

 

良い便の80%は水分で出来ている!

よくバナナ便と呼ばれる良い状態の便は

80%が水分で出来ています。

 

残りの20%は食べカスや剥がれた粘膜や腸内細菌で出来ています。

 

 

水分が不足すると便秘になる

便の水分が60%以下だと硬いコロコロ便になります。

 

小腸と大腸で水分は吸収されていきますが、

体内の水分が不足していると、排出する水分を減らそうとする為、

硬いコロコロ便になってしまいます!

 

便を我慢しすぎて大腸に留まると、

水分を吸収しすぎて硬くなることもあります。

 

 

 

一日1500ccの水分を!

個人差はありますが、体重50kgの方の命を支えるのに必要な水分量の目安は

1000~1500ccだといわれています。

 

脱水になると便が硬くなってしまうので

水分摂取はこまめに行いましょう!

 

これはコップで飲む水分であり、

食事に含まれる水分はまた別です。

 

味噌汁やスープは計算に入れないでくださいね!

 

 

水分を摂るとむくむは間違い!?

 

「水を飲みすぎるとむくむ」と思い水分を減らしている女性も多いのでは?

 

健康な腎臓を持っている方であれば、不要な水分は

体外へ排出されるため、むくむことはありません!

ご安心を(笑)

 

 

さいごに

一日に最低限1000cc飲むことで便秘は改善されます!

でも、無理なく水分をすすめることをオススメします。

 

 

 

 

よくわかる!オムツ用品の正しい使い方!②

 

ちくわです。

 

 

前回の記事ではパッドの使い方について紹介しました。

 

今日はその延長です(笑)

 

 

正しい製品の組み合わせ

よくリハパンとパッドを組み合わせて使っているのを見かけます。

 

これはあまりよくない方法です。

 

 

パッドはおしっこを吸収するため、水分が外へ逃げにくく作られています。

 

そのため、中はかなりムレやすい!!

 

 

リハパンも吸収素材が入っているため、パッドと同様ムレやすいです。

 

その二つを組み合わせると2倍ムレる!

最悪ですよね(笑)

 

不快ったらありゃしない。

 

 

オムツ用品の中にはパッド専用のパンツがあります。

いろいろな会社からたくさん製品が出ています。

 

どの製品もパッドをしっかり押さえてくれる作りになっているので

漏れる心配はありませんし、

通気性にも優れているため、ムレることもありません!

 

 

僕の一番オススメのパッド専用パンツは

TENAのコットンスペシャルです!

 

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通気性にも優れ、縫い目が体に当たらないように作られているため、

褥創予防にもなります!

 

少し値段はしますが、、、笑

 

 

もっと安い方がいいという方は

同じTENAから出ているフィックスという製品もオススメです!

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最後に

 

正しい製品をつかって快適な排泄ケアを目指しましょう!

 

 

 

 

よくわかる!オムツ用品の正しい使い方! ①

ちくわです。

 

今日はオムツ用品の正しい使い方を紹介したいと思います。

 

筆者はオムツ会社の人間ではないので

少し間違っているかもしれませんがご了承ください(笑)

 

 

・パッドの使用方法!

 

 

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これは在宅でもよくつかうパッドですよね!

 

これをこのまま使っている方をよく見かけるのですが、

本当は使用前にこの様に折ってもらいたいです!

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なぜならパッドについているギャザーを立ててほしいからです!

 

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ギャザーが立っているのわかりますか?笑

 

ギャザーが立っていないと横モレの原因になるので注意してくださいね!

 

 

 

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このようにリハパンにもギャザーはついています!

 

会社や製品によって使い方の若干の差はありますが、

大体この使い方で問題はないかと思います!

 

筆者が大好きなTENAのパッドでは

折り方が逆で、吸収面を内側にして折るんですけどね!

 

 

パッドの詳しい当て方はまた後日ブログに上げますね!

意外と知らないパットの使い方講座でした(笑)

 

 

 

5分でわかる超カンタン便秘解消法!

 

ちくわです。

 

排泄ケアで一番頭を悩ませるのは排便コントロールではないでしょうか?

大体3日に一度下剤を飲んでもらって、無理やり出す

とういうのはよくあることだと思います。

 

 

今日は排便のメカニズムを考えていきたいと思います。

 

 ・朝食後が排便のチャンス!

朝の出勤時などに便意を感じる方も多いのではないでしょうか?

 

朝起きたとき、体はみんな眠っている状態です。

 

 

 ベットから起きて体を起こし、

朝ご飯を食べて内臓を起こすことで

腸が動き出し、便がでやすくなります!

 

 

 

・反射を利用しよう!

 

 上で書いた通り朝、体を動かすと腸の運動が促され、

大腸内で便の輸送が始まります。

 

 

しかし、この反射は序の口で

朝ご飯を食べることで起きる反射はかなり強力なものです。

 

この反射を胃大腸反射といいます。

 

 

この反射によって、大腸は一気に直腸へ便を輸送し始めます。

 

 

そして便が直腸に到達すると、

次に直腸反射が起こり、排便に繋がる仕組みです。

 

 

 

・さいごに

 

 簡単に排便のメカニズムについて解説してみました。

朝ご飯を食べることが大事ということですね。

腸が寝ているときと起きているときと

下剤の効き方も変わってくるので参考にしてくださいね♪

 

 

 

 

 

意外と知らない理想的な排便。

 

ちくわです。


排便について困っている方も多いのではないでしょうか。

今日は排便について基礎中の基礎から考えていきたいと思います。


●理想的な排便とは。

バナナ形の便が二本程度出るのが理想的といわれています。

・色は黄色から茶褐色で、濃すぎず薄すぎない。
・水に浮く程度で、水の中でも形を保っている。
・あまり臭わない。臭くない。



●便のリズムは人それぞれ。

朝食後が排便のチャンスだといわれています。

朝起きて身体を動かし、ご飯を食べて内蔵も起き始めることで
排便が出やすくなるからです。


しかし、便秘気味の方は週に1~2回だったり、
食事量とも関係してくるので
個別に観察しましょう!


●排便で健康チェック!

便の色や状態を見ることでその日の健康状態がわかります!

下痢便であったり硬いコロコロ便であったり、
毎日のチェックはかかさずに行ないましょう。


●まとめ

排便のリズムは人それぞれなので
毎日の観察、記録はかかさず行いましょう!



皮膚トラブル防止!快適な陰部洗浄のポイント。

 

ちくわです。

 

排泄ケアを行う上で陰部洗浄(以下陰洗)はとても重要です。

 

陰部の清潔を保たなければ、

尿路感染のリスクが高まります。

 

 

なにより、便やおしっこで汚れていると

気持ち悪いですよね!

 

今日は陰洗のポイントについて考えていきます。

 

 

1.便の中には菌がいっぱい!

排尿のみのときはお湯で流したり、

蒸しタオルで拭くだけで良いかもしれません。

 

しかし、排便は必ず石鹸で洗ってほしいです!!

 

なぜなら、便の中には細菌が多く、

尿路感染のリスクが高いからです!

 

便をふき取ったつもりでも、菌は多く残っています。

 

皮膚トラブルがある場合、悪化させる危険性もあるため注意しましょう。

 

 

2.洗いすぎもよくない!

排便のときは毎回してほしいですが、
石鹸しっかりキレイにしていれば、
基本的に一日一回程度でよいと思います。


なぜなら石鹸を使う場合、皮膚の油分を奪ってしまうため
皮膚がカサカサになり、皮膚トラブルの原因になります。


蒸しタオル等で拭く場合も同じで、
一日に何回も拭くことにより、発赤の原因となります。

あなたもお腹の調子が悪いときなど、何度もトイレに行き、
毎回お尻を拭いているとヒリヒリしてきますよね?

お年寄りはその何倍も皮膚が弱いため、拭きすぎに注意してください。

 

 

3.さいごに

お風呂に毎日入ることの出来ないお年寄りにとって
陰洗はとても重要です。
快適に過ごせるようしっかり清潔を保ちましょう!