介護士のための排泄ケア

介護現場で役に立つ排泄ケアについて基礎から紹介していきます。

根拠が大事!一度考えてみてほしい、、、

 

ちくわです。

 

 

僕は排泄ケアだけでなく、介護の現場において

根拠を大切にしています。

 

 

なぜこういう対応をしているのか。

なぜこの製品を使っているのか。

 

根拠がないと職員がそれぞれの考えで

バラバラの対応をしてしまう原因となってしまうからです。

 

 

何事にも基本というものが存在しますが、

たまに基本からはずれることもあります。

 

それでも、基本からはずれることに根拠があれば

問題はないのです。

 

 

一番問題なのは何も考えず、根拠もないことです。

 

 

 

以前、布パンを使用していたお年寄りが、

急にオムツに変わったことがありました。

 

「なぜオムツを使うのですか?」

 

と聞いたら、

その職員から

 

「オムツの方が職員が楽だから」

 

と返事が返ってきました。

 

 

 

誰のため介護なんだろうか、、、

と内心思ってしまいました。

 

 

どれだけ僕が排泄の知識を持って

その職員に講義を行なおうと、

 

職員が楽をするために

 

という根底の考えを

その職員が持っている限り

僕の話は通じません。

 

 

同じ日本語を話しているのに

なんだか外国の方とお話しているような感覚にさえ、

陥ってしまいます。

 

 

 

どんなケアにおいても、

一度考えてみてほしいです。

 

なぜ?どうして?誰にとって必要なことなのか?

 

 

今日は普段働いていて

不思議に思ったことをつづってみました。

 

同じような経験をしたことがある方は

コメント欄で教えてほしいです。

 

よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

無視してませんか?意外と知らないアセスメントの流れ。

 

ちくわです。

 

介護の現場で排泄ケアを良くしていきたい!

と思っても、どこからどう手をつけたらいいかわからない!

ということ方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?

 

どんなことにも基本というものがあります。

 

今日は排泄ケアのアセスメントの基本を考えて行きたいと思います。

 

 

1.だれにとっての問題?

まずアセスメントをする上で一番最初にやるべきことは

問題の把握です。

 

何が問題なのか、

だれが問題だと思っているのか、

どうしていきたいのか、

 

ここで足並みをそろえないと

後から揉める原因になるので注意してください!

 

 

2.情報収集!

 

問題の把握が出来たら、次は情報収集です!

 

その問題によって、集めたい情報は変わってきますが、

本人の意向、家族の意向、尿量、水分摂取量、排尿パターン、、etc

さまざまな情報を集めます。

 

 

3.情報をもとにアセスメント!

 

問題を把握して、ゴールを決めて、その上で情報を集めて

やっとアセスメントが出来るわけです!

 

しっかり情報を集めた上でアセスメントをすることで

根拠のある質の高いケアを提供できます。

 

 

4.アフターケアも大切!

 

ケアを確定させたら、実していきますよね?

そこで終わってはいけません!

 

期間を決めて、1週間ならその間しっかり観察を行ないます。

そこで問題がなければケア継続で良いのですが、

なにか問題があれば、また1からやり直しです。

 

 

5.さいごに

 

どれだけベテランでも、このアセスメントの流れは無視してはいけないものです。

 

 

 

 

ブログ開設して約一ヶ月経ちました。

 

ちくわです。

 

いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます!

このブログを解説してそろそろ一ヶ月が経つ頃です!

 

 

自分の知識向上のために始めたブログですが、

約一ヶ月ブログを書いてみて、ほんとによかったなと思います。

 

まだまだ勉強不足ですし、ここの書いてあることが

本当に正しいことなのかわかりませんが、

普段なんとなく仕事でやっていることを

少し違った角度で見ることが出来るようになりました。

 

なんでこの製品を使うのか、

この製品の特徴はなんなのか、

排泄ケアについてどんな考え方があるのか、

等、いろいろな方と話し合うキッカケにもなりました。

 

 

これからも僕がおかしな記事をあげていたら指摘お願いします。

そして、普段の仕事の中で疑問に思ったことや感じたことがあれば

質問していただければ、わかる範囲で丁寧に答えていきたいと思うので

よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

5分でわかる!溢流性尿失禁の正しいケア。

 

ちくわです。

 

 

施設にはいろいろな障害を持った方がいらっしゃると思います。

 

以前紹介しましたが、排泄機能にもいろいろな障害があります。

 

kojinghahisetu.hatenablog.com

 

 

今日はその中で溢流性尿失禁について掘り下げて考えてみたいと思います。

 

 

 

1.溢流性尿失禁とは。

カンタンにいうと、自力でおしっこを出すことが出来ず、

膀胱がいっぱいになる障害です。

 

膀胱がいっぱいになったときに新しいおしっこが作られると、

溢れ出るように古いおしっこが出てきます。

 

長時間膀胱におしっこが溜められるため、

膀胱内で禁が繁殖されます。

 

 

2.パッドに尿が出ない=尿量が少ないは勘違い。

 

施設などで排尿障害についてあまり詳しくない方は

パッドにおしっこが出てないから尿量が少ないんだ!

と勘違いされるケースが多いです。

 

そのため、パッドの大きさを小さくしたり、

トイレ誘導の回数を減らしたり

と間違ったケアに繋がります。

 

溢流性尿失禁で必要なケアは

腹圧をかけ、膀胱に溜まったおしっこをしっかり外に出してあげることです!

 

 

3.さいごに

 

正しい知識を持って、間違ったケアをしないように気をつけたいですね!

 

 

 

 

当たり前ではない!上手なオムツの使い方で心のケア。

 

ちくわです。

 

 

介護に携わっていると、だんだんオムツをしていることが当たり前に思えてきますよね!

 

おしっこが間に合わなかった。

トイレの訴えがなくなった。

などいろんな理由でオムツを使うようになっていくと思います。

 

しかし、普通の生活の中でオムツを使うことはないです。

もちろんお年寄りも今までの生活の中で使ってこなかったものです。

 

今日はオムツそのものの使い方について考えてみたいと思います。

 

1.やっぱりオムツに抵抗はある

あなたは今日からオムツつけなさい!

と言われたらやっぱり抵抗がありますよね。

 

トイレにもまともにいけなくなってしまったのか。

ととてもショックを受けることだと思います。

 

オムツに移行する時は慎重にするべきだと思います。

 

 

2.周りにバレたくない?

 

オムツをつけることを受け入れてもらえたとしても、

やっぱり周りにはバレたくないと思います。

 

オムツを何重にも重ねるとお尻が不自然に大きくなりますし、

周りからオムツをつけていることがもろバレです!

 

ただただ尿漏れのみを気にするのでなく、

そういったところにも気を配りたいですね!

 

 

3.オムツを使い始めたら最後?

オムツを使い始めたからといってトイレにいけなくなったわけではないですよね?

 

失禁が増えたとしても、トイレでの排泄は継続して行なうべきです。

トイレでの排泄を上手く出来ることで

本人の自信にも繋がっていくと思います。

 

 

4.さいごに

 

上手にオムツを使うことで、

お年寄りの尊厳を守ることが出来ます。

尿失禁にばかり目を向けるのではなく、

生活全体を考えてケアを行なっていきたいですね。

 

 

 

読むだけで上達!パッド交換の極意!

 

ちくわです。

 

施設なんかではベット上でのパッド交換をする機会が多いと思います。

 

 

誰よりも熱意を持ってパッド交換をし、

こだわりを持ったこの僕がパッド交換とはなんぞや!

ということを今日は伝えたいと思います。笑

 

 

1.スピード命!

なによりも大切にしているのはスピードです!

 

部屋に入ってから出るまでを大体2~3分

お年寄りの陰部をさらけ出している時間を10~20秒程度にしたいと思っています。

 

なぜなら、人に陰部って見られたくないですよね?

 

なによりも、それが一番の理由です。

出来る限り少ない時間で交換は終らせたい。

 

 

2.正確にかつ丁寧に!

早けりゃいいってもんじゃない!!

 

パッドは正確にキレイにあて、

便や尿はしっかりふき取る!

 

パッドは挟めばオッケーって思ってる人多くないですか?笑

 

 

3.忘れがち!シャツはズボンに入れて!

パッド交換後、背中が丸出しになっていることがよくみられます。

 

シャツは必ずズボンに入れる!!

 

シャツしわ等が褥創の原因になりますし、

背中が出ていると寒いですよね!

 

 

4.さいごに

自己満かもしれませんが、

何も考えずにパッド交換をするよりも、しっかり目標を持って交換した方が上達も早いと思います!

 

 

 

 

 

5分でわかる!布パンツとリハパンの使い方!

 

ちくわです。

 

 

オムツ用品の種類ってたくさんあって、

どれをどのように使えばベストなのか難しいですよね。

 

今日はリハビリパンツ(以下リハパン)と布パンツの違いについて

僕の知る範囲で紹介したいと思います。

 

 

1.リハパンの使い方

ここで言っておきたいことは、

リパハンはパッドであるということです。

 

パンツタイプになっているため、パッドと併用していることをよく見かけますが、

基本的にリハパンはそれ1枚で使うものです。

 

自立度の高い方など、自分でズボンの上げ下げが出来る方で、

若干尿失禁がみられる方などによく使います。

 

 

2.布パンツの使い方

いろいろな会社からたくさんの種類のものが出ていると思いますが、

どれもパッドと併用して使うものです。

 

 

3.リハパンのメリット・デメリット

メリット

・パンツのような感覚で穿ける。

・難しい使い方などはないため、お年寄りが自身で脱ぎ着が出来る。

・汚れたら捨てるため、洗濯などの手間が省ける。etc

 

デメリット

・吸収面がついているため、水分が外に逃げにくく蒸れやすい。

・パッドと併用すると余計蒸れが強くなる。etc

 

 

4.布パンツのメリット・デメリット

メリット

・パッドを押さえる作りになっているため、

パッドを最大限に活かせる。

・布製であるため、着心地が良い。

・通気性が良い。etc

 

デメリット

・使い捨てではないため、汚れたら洗濯をする。

・製品によってはコストが高い。

・パッドと併用であるため、お年寄りが自身で脱ぎ着するには、

少し難しい。etc

 

 

5.さいごに

製品の特徴を理解して正しく使いましょう!